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Ishida Medical Clinic

大垣市旭町の
内科・循環器科
石田内科です

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寄稿原稿より


本当は怖いかもしれない「食」の常識

はじめに 

 生活習慣病を指摘される方が健康に無関心なわけではなく、とくに食事に関しては、さまざまな工夫をされている場合も少なくありません。それらの根拠となるのが「食」に関する常識ですが、食事療法を実践しても効果がみられない場合は、それらの常識のどこかに問題があるのかもしれません。

 今回はごく普通の生活習慣から、どのような「食」の常識がみられるのかを、その前後にある睡眠と一緒に考えてみましょう。

一般的な生活様式

夕食

夕食の時間帯

 帰宅できるのが早くて午後8時頃なので、夕食は毎晩9時か10時頃になってしまいます。

夕食の量と内容

 寝る前の夕食となるので、すごくお腹が空いた状態ですが、できるだけ少ない量で済ませるように努力しています。

 必要な栄養を摂るために、おかずを減らすわけにはいかないので、コメはできるだけ食べないようにしています。ビールとおかずだけで済ましてしまう事もあります。

 肉だけに偏らないよう、魚の日と交互になるように意識しています。

朝食

朝食の時間帯

 起きて15分くらいで朝食になります。夕食が遅いので、お腹はほとんど空いていませんが、朝食は重要と考えて、しっかりと摂るように心がけています。

朝食の内容

 朝食は1日の活動のもとであり、脳の活動を維持するのに必要なエネルギーを摂取する必要があると考えています。
 そこで、しっかりと糖質が吸収できるように、主食はトーストにジャムかマーガリンの組み合わせか、シリアルに牛乳として、不足しがちな野菜はサラダかジュースで補充することにしています。また、朝はトイレに行く余裕が無く、便秘がちなので、ヨーグルトも欠かせません。

間食

午後のおやつ

 間食は良くないので、いつもは食べないようにしています。

仕事が遅くなる時

 週に何回かは、仕事が終わるのが遅くなり、空腹のままでは自宅にたどり着けない時もあるので、コンビニのスナック菓子や唐揚げと缶コーヒーで当座をしのいでいます。

睡眠

夕食から就寝まで

 食べてから2時間の間は寝ないよう、持ち帰った仕事に取り組んだり、PCでメールのチェックをして過ごすようにしています。疲れているので、テレビを見ながら寝てしまうこともあります。

覚醒から離床まで

 朝方には目を覚ましている事が多いのですが、疲れが取れていないので、目覚ましが鳴るまでは布団の中で、ウトウトと過ごします。

昼食後

 昼食後は、睡魔との闘いになります。それでも、コーヒーを2-3杯くらい飲んでいるうちに、徐々にやる気が出てきて、眠気は解消できます。

休日

 休日の朝は疲労の蓄積が最大限になっているため、疲れが取れるまでは、布団の中で過ごすことにしています。昼過ぎまで寝ている事もありますが、十分に眠れた日は、体の調子も良くなり、夜まで気分もスッキリしています。

「食」と「睡眠」に関する常識 

 食事についても何かと考える機会が増え、色々と努力工夫をされている方も少なくありません。
 それでも生活習慣病の指摘をされてしまうような場合に、少し違う角度から、食習慣や睡眠について見直してみるのも良いかもしれません。誰もが常識と思っている事が、もしかしたら根拠も無い事かもしれません。そして場合によっては危険な事かもしれないからです。

本当は怖いかもしれない?


夕食は少ない方が良いという常識
朝食は欠かさず、しっかり摂らなければならないという常識
空腹は集中力が落ちるという常識
間食は体に悪いという常識
食べてから2時間は起きていなくてはならないという常識
疲労回復には休日の十分な睡眠が大切という常識
コメは太るので控えた方が良いという常識
おかずは毎食ごとに多品種をバランスよく食べなければならないという常識
薄味が良いという常識
農薬や遺伝子組み換え食品と比べれば、肉や魚は安全という常識
サラダはヘルシーという常識
便秘はサラダやヨーグルトで解消できるという常識
牛乳は骨を丈夫にするという常識
脂肪は体に悪いという常識
水をたくさん飲めば血液がきれいになるという常識
サプリメントは薬より安全という常識


正しい方法は人それぞれに

 健康を維持するための「正しい方法」は、その人よっても、その時によっても変わってきます。
 それまでの常識が、本当に正しいのかどうか… 
 常識にとらわれていない野生動物のほうが、本当は常識的な生活を営んでいるかもしれません。

 常識に潜む「怖さ」は、別の機会にお伝えしていく予定です。当院のホームページ(http://ishidanaika.shichihuku.com/index.html)でも、関連記事を掲載していきますので、ご参考にしていただければと思います。

医療&介護ガイドブック 2017

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