本当は怖いかもしれない「食」の常識
生活習慣病を指摘される方が健康に無関心なわけではなく、とくに食事に関しては、さまざまな工夫をされている場合も少なくありません。それらの根拠となるのが「食」に関する常識ですが、食事療法を実践しても効果がみられない場合は、それらの常識のどこかに問題があるのかもしれません。
今回はごく普通の生活習慣から、どのような「食」の常識がみられるのかを、その前後にある睡眠と一緒に考えてみましょう。
帰宅できるのが早くて午後8時頃なので、夕食は毎晩9時か10時頃になってしまいます。
寝る前の夕食となるので、すごくお腹が空いた状態ですが、できるだけ少ない量で済ませるように努力しています。
必要な栄養を摂るために、おかずを減らすわけにはいかないので、コメはできるだけ食べないようにしています。ビールとおかずだけで済ましてしまう事もあります。
肉だけに偏らないよう、魚の日と交互になるように意識しています。
起きて15分くらいで朝食になります。夕食が遅いので、お腹はほとんど空いていませんが、朝食は重要と考えて、しっかりと摂るように心がけています。
朝食は1日の活動のもとであり、脳の活動を維持するのに必要なエネルギーを摂取する必要があると考えています。
そこで、しっかりと糖質が吸収できるように、主食はトーストにジャムかマーガリンの組み合わせか、シリアルに牛乳として、不足しがちな野菜はサラダかジュースで補充することにしています。また、朝はトイレに行く余裕が無く、便秘がちなので、ヨーグルトも欠かせません。
間食は良くないので、いつもは食べないようにしています。
週に何回かは、仕事が終わるのが遅くなり、空腹のままでは自宅にたどり着けない時もあるので、コンビニのスナック菓子や唐揚げと缶コーヒーで当座をしのいでいます。
食べてから2時間の間は寝ないよう、持ち帰った仕事に取り組んだり、PCでメールのチェックをして過ごすようにしています。疲れているので、テレビを見ながら寝てしまうこともあります。
朝方には目を覚ましている事が多いのですが、疲れが取れていないので、目覚ましが鳴るまでは布団の中で、ウトウトと過ごします。
昼食後は、睡魔との闘いになります。それでも、コーヒーを2-3杯くらい飲んでいるうちに、徐々にやる気が出てきて、眠気は解消できます。
休日の朝は疲労の蓄積が最大限になっているため、疲れが取れるまでは、布団の中で過ごすことにしています。昼過ぎまで寝ている事もありますが、十分に眠れた日は、体の調子も良くなり、夜まで気分もスッキリしています。
食事についても何かと考える機会が増え、色々と努力工夫をされている方も少なくありません。
それでも生活習慣病の指摘をされてしまうような場合に、少し違う角度から、食習慣や睡眠について見直してみるのも良いかもしれません。誰もが常識と思っている事が、もしかしたら根拠も無い事かもしれません。そして場合によっては危険な事かもしれないからです。
健康を維持するための「正しい方法」は、その人よっても、その時によっても変わってきます。
それまでの常識が、本当に正しいのかどうか…
常識にとらわれていない野生動物のほうが、本当は常識的な生活を営んでいるかもしれません。
常識に潜む「怖さ」は、別の機会にお伝えしていく予定です。当院のホームページ(http://ishidanaika.shichihuku.com/index.html)でも、関連記事を掲載していきますので、ご参考にしていただければと思います。
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